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番外

親切な方に助けられました


その日は、大阪で接待(する方)があり、ついつい調子に乗って日本酒を少しやりすぎたのだった。
21:20発のバスにのり、隣の席に若い女性が座っていたこともあって、多少気を使って淡路島に
渡ったところまでは意識をしっかり持っていた。しかし、疲れもあったので、それからはついうつら
うつらと眠ってしまった(大鼾をかいたかも知れない)。
「まもなく高速鳴門です」のアナウンスで目が覚め、慌てて降りる準備をした。たまたま知り合いの
F氏が一緒だったので、タクシーに同乗させてもらい、帰宅した。

そろそろ風呂に入らねば・・・と思いながら、いつまでも新聞を読んでいると、電話が鳴りだした。
12時過ぎやぞ!どこのどいつな! 不審に思いながら受話器を取り、わざとぶっきらぼうにモシモシ
というと、若い女性の声で
「先ほどのバスで隣に座っていた者ですが、」
とのこと・・・、一瞬何だか訳が判らなかったが、続いて
「財布を座席の下に落としていました!」

酔っ払いの頭でも事態はすぐに呑み込めた。車中暑かったので、上着を脱いでまるめて膝の上に
置いていたときに、内ポケットから落ちたのだ。そのうえ、タクシー代を払わなくてもよかったので、
全く今まで気が付かなかったのだ。
財布の中に入れていた「献血手帳」で、名前と住所、電話番号が判ったそうだ。そして、早速宅配便
で送って下さると言われた。

徳島市のI様、本当にありがとうございました。同封されてたメモの、優しい字で「大事な財布、
落としては駄目ですよ!」のお言葉、心に染みました。
おかげ様で、お金もカードも、旅費精算用の領収書も、全て無事でした。
親切にして頂いて、私はなんて運がいいのでしょう!
重ね重ねお礼申し上げます。


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